【岐阜市の鵜飼いと川原町の町並み】長良川が育む伝統と風情

1.基本情報

・訪問地: 岐阜市川原町周辺の町並み(岐阜県岐阜市湊町・玉井町・元浜町)、鵜飼い(長良川)

・訪問時期:2024年8月

 

2.概要

岐阜市の長良川南西に広がる町並みは、川原町と総称され、湊町・玉井町・元浜町の三町で構成されています。
格子戸を備えた町家が軒を連ね、狭い間口と奥に広がる造りは往時の暮らしを今に伝えます。

伝統工芸品店や甘味処、土産物店、レストラン、カフェが軒を連ね、観光客や地元の人で賑わう風情あるエリアです。
かつては長良川の川港として栄え、物流と文化の拠点でもありました。

 

一方で、長良川といえばやはり鵜飼い。
その歴史は1300年以上もさかのぼります。
岐阜を拠点にした織田信長をはじめとする時の権力者にも保護されてきました。

鵜匠が篝火を灯しながら鵜を操る姿は幻想的で、現在は国の重要無形民俗文化財として受け継がれています。

 

基本情報

所在地:岐阜県岐阜市湊町・玉井町・元浜町界隈
アクセス:JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からバスで長良橋下車

 

3.ひとこと感想

初めて訪れた際には、格子戸が連なる静かな町並みに惹かれました。

2024年8月に再訪した時は鵜飼いを中心に楽しみましたが、夕暮れの川辺と町並みの組み合わせは夏の熱気も加わり、ひときわ風情を感じました。
鵜飼いが行われる夜は普段以上に人通りがあり、灯りに照らされた町家の姿がとても印象的でした。

 

伝統の鵜飼いが町の暮らしや賑わいを支え、古い町並みを今に残しているのだと思うと、不動産に携わる者としても強い感慨を覚えます。

歴史ある建物や景観を守りながら暮らしが続いているこの姿が、後世にきちんと引き継がれていくことを願わずにはいられません。