一人で仕事をしているからこそ大切にしたい、つながりと学び

不動産の仕事は、一人でやっていると実務に追われがちで、つい自己流になってしまうことがあります。

でも先輩方との交流や定期的な学びの機会があることで、視野が広がり仕事への向き合い方も見直すことができるのだと感じます。

今回はそんな学びとつながりの大切さを実感した、勉強会のエピソードをを綴ってみたいと思います。

 

勉強会で得られた、大先輩からの学び

先日、所属している全日本不動産協会で勉強会がありました。

先輩の豊富な経験を直接聞ける貴重な機会です。

実務の話から仕事の心得までお二方に講師をしていただき、特に業界歴40年の大ベテランの社長さんが実例を交えて話してくださった内容は、とても説得力がありました。

とりわけ印象的だったのは、お客様に提案できるかどうかが大切、という言葉。
形や立地に難点がある物件でも、たとえば 今では手に入らない貴重な材料で建てられているんですよ、と自分が心から伝えられるかどうか。

お客様に安心してもらうためには、物件への理解と愛着、そして誠実な姿勢が大切だと教わりました

 

横のつながりがあることの心強さ

勉強会後の懇親会では、先輩方や他の不動産業者さんたちと、たくさんお話をすることができました。

一人で仕事をしていると、日頃はどうしても孤独になりがち。

でも、横のつながりがあることで、いざという時に相談できる相手がいるという安心感があります。

不動産業と一口に言っても、売買・賃貸・建売・保証・管理…など、それぞれ得意分野が異なります。

だからこそ、お互いに競い合うというよりも、協力し合うことでより良い仕事ができる。
今回の交流を通じて、そんな風に感じることができました。

 

仕事への姿勢を見直すきっかけに

勉強会では、書類作成の基本的な考え方についても改めて学び直す機会がありました。

重要事項説明書等の作成においては、過去・現在・未来を意識することが重要です。
現状を正確に伝えるだけでなく、将来どうなるか、買主さんがどんな不安を持つか、という想像力が求められるという話が心に残りました。

また、講師になっていただいた大ベテランの先輩は70代になっても現役で仕事を続けていらっしゃり、チャレンジ精神や前向きな姿勢、そして人を楽しませようという気持ちが本当に素敵でした。

あんな風に自分も年齢を重ねながら、後輩たちに背中を見せられるような働き方ができたらと思います。

 

おわりに

一人で仕事をしていると、つい自分の考えややり方に閉じこもってしまいがちですが、今回の勉強会では人と関わることの大切さと自分を磨き続ける姿勢が、どれだけ重要かを実感しました。

どんなに時代が変わっても、不動産は人と人との信頼で成り立つ仕事。

これからも、物件ひとつひとつに丁寧に向き合いながら、お客様に安心してご相談いただけるような関係づくりをしていきたいと思っています。